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機能の文書化  製造者製品コード (MPN) 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

使用

品目を調達する仕入先に、品目の正確な供給元または品質を指示したい場合は、その品目の製造業者とその製造業者が使用している製品コードを伝えることができます。

また、調達する品目が供給される製造業者のプラントを仕入先に正確に伝えることもできます。

製造者製品コード (MPN) とテキストは、(必要な場合は) 特定の製造プラントと一緒に仕入先へ送信される購買発注データに含まれます。

例

仕入先が供給するスチールボルトは、製造業者 Zenith Miller 社から調達しています。

ただし、Zenith 社製品の品質が充分ではありません。Miller 社が製造した鋼ボルトを購入したいため、購買発注で製造者とその MPN を指定して仕入先にこの旨を伝えます。

 

このグラフィックは添付のテキストに説明されています

 

調達プロセスには、自社の品目コードに加えて、製造業者の品目または製品コード (MPN) を使用することができます。

自社内で特定の製造者製品が発注および使用されているかどうかをチェックするには、認定済製造者製品一覧 (AMPL) を使用してください。認定済製造者製品一覧には、一覧に含まれる品目がどの製造業者のプラントから調達されているかが正確に示されます。

詳細については、認定済製造者製品一覧のセクションを参照してください。

前提条件

製造者製品コードを使用する場合は、以下の前提条件を満たしていなければなりません。

        必要なカスタマイジング設定

        品目マスタレコードの登録

        製造者製品プロファイルの定義

        製造業者および製造業者プラントのマスタレコードの登録

 

必要なカスタマイジング設定

MPN を使用する場合は、 ロジスティクス (一般 ) のカスタマイジングで 製造者製品コード区分を設定する必要があります (品目マスタ 基本設定 グローバル設定 )

品目マスタレコードの登録

MPN を使用する場合、自社品目コードと対応する製造者製品コードが、登録する必要のある品目マスタのコードを決定します。

        自社品目コードに対応する MPN 1 のみの場合、自社品目のマスタレコードに MPN と製造業者を直接入力することができます。この場合、MPN 品目を登録する必要はありません。

        自社品目コードに対応する MPN 品目が 複数ある場合、品目タイプ HERS で品目マスタレコードを登録する必要があります。購買ビューで、製造者製品コード、製造業者 (仕入先マスタレコードまたは製造業者マスタレコードのどちらか)、自社の在庫管理品目を入力します。

MPN 品目マスタレコードは、自社品目コードに割り当てられます。在庫は自社品目コードにより管理されます。

例

直径 0.5cm で長さ 0.8cm のスチールボルトが、ユーザの自社の在庫管理品目 RAW_S_08 として識別され、保管されているとします。

製造業者の Meyer 社は、製造者製品コード 8001 でこのボルトを販売しています。この情報は、MPN 品目マスタ S_MEYER に保存されています。

製造業者の Smith 社は、製造者製品コード 4711 で同様のボルトを販売しています。この情報は、MPN 品目マスタ S_SMITH に保存されています。

MPN 品目マスタ S_MEYER S_ SMITH は、品目マスタ RAW_S_08 に割り当てられています。

製造者製品プロファイルの定義

製造者製品プロファイル (MPN プロファイル) により、調達プロセスで MPN 品目が使用されるときの条件を自社品目のそれぞれに対して指定することができます。

たとえば、MPN プロファイルを使用して、以下を設定することができます。

        MPN 品目を購買発注で入力する必要があるか。

        購買情報を自社品目または MPN 品目のどちらで登録するか。

        購買発注の際に、自社品目の購買発注テキストまたは MPN 品目の購買発注テキストのどちらを使用するか。

        MPN 品目を調達過程で変更できるか。

        MPN 品目が入力されると、認定済製造者製品一覧がチェックされるかどうか。

購買管理のカスタマイジングで、 品目マスタ MPN プロファイルを定義します。

自社品目に対するマスタレコードに MPN プロファイルを入力します (購買ビュー)

製造業者および製造業者プラントのマスタレコードの登録

品目の調達過程で、複数の品目製造業者から選択するオプション、またはある製造業者の複数プラントから選択するオプションを使用する場合、このような製造業者とこの製造業者に属する関連プラントに対して品目マスタレコードを別々に登録する必要があります。

製造業者、製造業者プラント、仕入先について登録する必要のあるマスタレコードの数は以下によって決定されます。

        仕入先も製造業者かどうか

        特定の製造業者のどのプラントから品目を調達するか

仕入先が製造業者ではない場合

製造業者が仕入先 (最終供給者) でない場合、最低限のデータ入力作業で製造業者マスタレコードに製造業者のデータを保存することができます。この製造業者マスタレコードに勘定グループ MNFR を割り当てます。製造業者の外部 ID を保存する場合は、管理データにその ID を入力します (項目外注加工業者)。この区分は購買発注に表示されます。

仕入先が製造業者である場合

仕入先が同時に製造業者でもある場合、仕入先マスタレコードを使用することができます。取引先機能 HS を考慮する取引先決定表が、仕入先マスタレコードの勘定グループに割り当てられることをチェックしなければなりません(購買管理のカスタマイジング、 設定: 取引先機能 仕入先マスタの取引先設定 割当 : 取引先決定表 -> 勘定グループ)。製造業者プラントには、仕入先マスタレコードに取引先機能 HS が設定されていなければなりません。

特定の製造業者プラントから品目を調達する場合

製造業者に複数の製造業者プラントがある場合、それぞれのプラントに対して勘定グループ MNFR を持つ別々の製造業者マスタレコードを登録することができます。製造業者プラントは、製造業者 (仕入先) マスタレコードに取引先機能 HS (製造業者プラント) が設定されていなければなりません。

 

以下の図は、仕入先、製造業者、製造業者プラントのマスタレコードで更新しなければならない取引先機能を示しています。

 

このグラフィックは添付のテキストに説明されています

 

特徴

MPN 品目の検索を参照してください。

製造者製品コード (MPN): 特徴を参照してください。

 

製造者製品コードの使用についての詳細は、文書 調達における品質管理 ストラクチャのリンクQM における製造者製品コード管理を参照してください。

 

 

 

 

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