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オブジェクトの文書化  購買情報 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

定義

購買情報は、購買管理部門の情報源です。 購買情報には、特定の品目やその品目を供給する仕入先に関する情報があります。 たとえば、仕入先の現行価格が購買情報に保存されています。

購買情報により、購買担当者は以下の内容を容易に判別できます。

構成

購買情報の内容

購買情報には次のような内容があります。

購買情報には、見積と購買発注データが含まれています。 また、購買情報のデータ ( たとえば、価格など ) も購買発注の初期データとして使用されます。

たとえば、現在および将来の見積条件 ( 割引、固定費など ) を購買発注にコピーできるようにするには、購買情報を保存します。また、仕入先の条件を購買情報で直接更新することもできます。

組織レベル

購買情報は、次の組織レベルに適用することができます。

購買情報における調達タイプ

標準購買情報には、標準購買発注に関する情報があります。 この購買情報は、マスタレコードがある品目およびサービスと、マスタレコードがない品目およびサービスに対して登録することができます。

外注購買情報には、外注に関する発注情報が含まれています。 たとえば、構成品の組立を外注する場合、外注購買情報には仕入先の ( 外注先の ) 構成品組立価格が記録されます。

パイプライン購買情報には、パイプラインまたはパイプを通して ( 石油、水など ) 、または類似する手段で供給される ( 本線からの電気など ) 仕入先の品目に関する情報があります。 この購買情報には、購入者によって消費されるこれらの品目の仕入先価格が記録されます (“ パイプライン引落 ”) 複数の有効期間に対して、引落価格 / 使用価格を保存することができます。

受託品購買情報には、発注者の敷地内に仕入先が自費で保管している品目に関する情報が含まれています。 この購買情報には、預託品から発注者が引き落とす品目に対する仕入先価格が記録されます。 パイプライン情報の場合と同様、複数の有効期間に対して価格を保存することができます。

パイプラインおよび受託品調達の詳細については、文書 ストラクチャのリンク MM 在庫 / 購買管理における特殊在庫と特殊調達を参照してください。

購買発注価格履歴

購買発注価格履歴は、仕入先が品目に対して請求したさまざまな価格を記録したものです。

購買情報におけるテキスト

購買情報には、以下のテキストタイプがあります。

購買発注明細に使用される社内用注釈またはコメントです。 購買情報メモは印刷されません。

このテキストは発注明細を記述するものであり、品目マスタの購買発注テキストに相当します。 これは、購買発注明細で使用され、印刷されます。

品目マスタに登録されている品目の場合、テキスト ( ) は、品目マスタから購買発注または購買契約に直接コピーされます。

購買情報の購買発注テキストと品目マスタの購買発注テキスト

品目マスタにリンクしている購買情報の場合、購買組織ごとに以下の内容を指定できます。

( この操作を実行するには、購買情報の購買組織データに 品目マスタテキスト無フラグを設定します。 )

または、

品目マスタテキスト無区分が設定されていない場合は、両方のテキストが表示され、印刷されます。

 

注記

ALE によって購買情報を配信すると、他の SAP システムもこのデータを利用できます。

配信の詳細については、文書 CA - ALE ビジネスプロセスライブラリ、および ストラクチャのリンク 配信可能なマスタデータオブジェクトを参照してください。

 

 

 

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