用途
この機能を使えば、分納契約による品目調達の利点と集中契約による品目調達の利点の両方が得られます。
品目計画と在庫管理システムを併用すれば、分納契約により
“ ジャストインタイム ” 方式で所要品目を調達できるようになります。この目的のために、 2 種類の “ 分納契約 ( SA) リリース ” を利用することができます。つまり、 “ 予定 ( FRC) 納入日程 ” と “ ジャストインタイム ( JIT) 納入日程 ” です。分納契約リリースで設定された正確な数量と納入日は、プラントにおける所要状況を直接反映しています。このように、分納契約リリースは ローカルな調達手段です。これに対して、集中契約はその名前が示すように、企業グループ全体に対する戦略的購買組織
( 参照購買組織 ) によって集中的に締結されます。このため、集中契約は 集中的な調達手段です。これは通常、購買組織にとって特に有利な購買条件をもたらします。参照購買組織によって締結される集中契約の条件は、集中契約に対して発行される分納契約リリースにより、他のすべての購買組織で利用することができます。集中およびローカルな調達手段は、このように組み合わされます。
前提条件
集中契約を参照した分納契約を実施するには、以下の条件が必要です。
アクティビティ
基本契約を参照した分納契約を登録するには、購買契約
→ 分納契約 → 登録 → 仕入先選定済の順に選択してください。分納契約の第一画面から、参照登録 → 基本契約の順に選択してください。ボックスが表示されるので、分納契約で使用する価格と条件を定めた基本契約の番号を入力してください。
2 つの文書 ( 基本契約と分納契約 ) の関係は、分納契約の一般統計画面で見ることができます。