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機能の文書化 基本契約における明細カテゴリ / 勘定設定カテゴリ 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

用途

以下の表は、いつ明細又は勘定カテゴリを使用するかを示しています。

入力 ...

条件

明細カテゴリ M

品目が不明

明細カテゴリ W

金額と数量が不明

明細カテゴリ D

外注サービスを調達

明細カテゴリ K

受託品 / 預託品品目を伴う

明細カテゴリ L

外注品を伴う

勘定設定カテゴリ U

勘定設定が不明

 

機能

基本契約における明細カテゴリ

購買発注と同様に、明細カテゴリを入力して、明細を外注サービス、受託品 / 預託品明細、外注明細、またはフリー形式のテキスト明細として指定できます。

明細カテゴリ M ( 品目不明 )

明細カテゴリ M は、品目コードを指定しないで基本契約の明細に入力します。

明細カテゴリ M は、価格が同じでも品目コードが異なる類似した品目に対して使用することをお奨めします。

例

異なるタイプの事務用紙に対する基本契約明細を考えてみます。紙の重量も品質も同じで、価格も同じです。しかし、第 1 のタイプは罫線入り、第 2 のタイプは罫線なし、第 3 のタイプはファイル用に左側に 2 つの穴が開いています。

明細カテゴリ M の使用方法

カテゴリ M の明細の場合、テキスト ( ) 、目標数量、数量単位、価格を入力します。契約リリース発注が登録されるとすぐに、品目コードまたはテキスト ( ) が入力されます ( 正確な紙のタイプ、たとえば、 2 穴タイプなど ) 。入力された基準額から値引を引いた価格にもとづいて、正味価格が設定されます。

明細カテゴリ W ( 品目グループ )

明細カテゴリ W を使用すると、基本契約明細の金額または数量を入力しなくても、品目グループを入力することができます。明細カテゴリ W は金額契約のみに使用できます。

例

ケーブルの金額契約を考えてみます。基本契約では、仕入先の価格表に記載されているすべてのタイプのケーブルを取り扱います。正確なケーブルのタイプは、特定のケーブルを発注したときにだけわかります。

仕入先が供給できるすべてのタイプのケーブルに対する明細を入力する代わりに、明細カテゴリ W と品目グループ ( たとえば、 CABLE) を入力します。テキスト ( ) は、基本契約明細が、仕入先の供給するすべてのタイプのケーブルを取り扱うことを示します。

この基本契約に対する各リリース発注は、実際のケーブルのタイプと数量 ( たとえば、二重被覆同軸を 1 巻き ) を、価格と同様に指定します。

明細カテゴリ W の使用方法

基本契約明細の登録時に、明細カテゴリとして W 、テキスト ( ) 、品目グループを入力します。明細に対する価格または条件は入力し ません。しかし、伝票ヘッダで条件を指定することができます。たとえば、仕入先が基本契約に関連するすべての購買発注に値引をする場合、ヘッダ条件に値引を入力できます。値引は、リリース発注を登録するときに、自動的に考慮されます。

リリース発注では、品目コードを入力できます。対応する品目マスタは、参照した基本契約明細で指定した同じ品目グループに割り当てられていなければなりません。リリース発注に品目コードを入力しない場合は、原価センタのような有効な勘定設定を入力しなければなりません。

勘定設定カテゴリ U ( 勘定設定不明 )

勘定設定が必要とされているが基本契約で指定できなかったものに対して基本契約明細を登録する場合、勘定設定カテゴリ U を使用します。次に、対応するリリース発注を登録するとき、有効な勘定設定を指定しなくてはなりません。

例

事務用椅子の基本契約を交渉したとします。椅子が実際に発注されるまで勘定設定が決定されないので、基本契約では勘定設定がまだ指定できません。

明細カテゴリ U の使用方法

基本契約明細で、品目データ ( 品目マスタレコードを参照するかしないか ) 、勘定設定カテゴリとして u 、数量、価格を指定します。基本契約に対してリリース発注を登録する場合は、原価センタのような有効な勘定設定を指定しなければなりません。

 

 

 

 

 

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