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機能の文書化  集中契約 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

使用

複数の入庫プラントに関連した基本契約を登録することができます。この場合、集中契約はプラントを指定しないで登録します。契約リリース発注を登録する際に、プラントを指定します。

たとえば、集中契約で、各プラントに異なる条件を更新したり、仕入先マスタレコードで異なる購買発注先住所や品目供給者を設定することができます。

集中購買部門 ( 参照購買組織) が複数のプラントに対して品目を購入する企業は、仕入先の企業全グループに適用できる上位レベルの基本契約を結ぶことができます。その基本契約を、企業内の他の購買組織が利用できます。こうした集中契約を使用すると、通常、有利な購買条件を利用できるようになります (SAP 以外では、こうした契約は 全国 グループ または 本社 契約と呼ばれることがあります)

集中契約は、以下の場合に使用されます。

        1 つの購買組織が全企業グループの調達を行う場合、または

        基本契約とは異なる購買組織がリリース発注を発行する場合 ( 参照購買組織を使用すると、他の関連購買組織の基本契約を利用することが可能)

機能

プラント条件

プラント条件 機能によって、集中契約で各入庫プラントに対して個々に価格や条件を設定できます。この機能の利点は、たとえば、仕入先と入庫プラント間の距離によって輸送費用が異なることを考慮できるということです。

注記

プラント条件なしでプラントに対して契約リリース発注を登録する時、契約明細の条件が使用されます。

特定のプラントで基本契約に対してリリース発注を発行させないようにしたい場合は、供給元一覧でそれらのプラントによって集中契約が供給元として使用されないようにブロックする必要があります。

取引先機能

仕入先は、調達プロセスでさまざまな役割 ( 取引先機能) を担う場合があります。取引先機能には、" 購買発注先住所"" 品目供給者" および " 請求元" の機能があります。

取引先機能 ビューで仕入先マスタレコードに保存される取引先は、特定の購買組織に適用されます。

購買組織レベルで有効である取引先に加えて、個別プラントまたは仕入先部門に対して 異なる取引先を設定することができます。この設定により、ミネアポリスプラントの購買発注とアトランタプラントの購買発注で異なる購買発注先住所を決定することができます。

 

次の図では、契約リリース発注登録時の取引先決定方法を示します。

 

このグラフィックは添付のテキストに説明されています

 

例

仕入先グループ X に属している 2 つの個別仕入先は、異なる地域の入庫プラントに供給します。仕入先マスタレコードにおいて、入庫プラントは次のように割り当てられています。仕入先 X2 はプラント 0001 だけに供給し、仕入先 X3 はプラント 0002 だけに供給します。

購買担当者が仕入先グループ X との集中契約に対して品目 4711 をリリースする場合、その品目を調達する予定のプラントのキーを入力します。

購買担当者がプラント 0001 を入力すると、仕入先マスタレコードでの割当にもとづいて、仕入先 X2 が購買発注先住所として決定されます。

購買担当者がプラント 0002 を入力すると、仕入先マスタレコードでの割当にもとづいて、仕入先 X3 が購買発注先住所として決定されます。

 

また、同じ機能を持つ複数の取引先を 1 つのプラント (2 つの購買発注先住所など) に割り当てることができます。リリース発注を登録する際、そのいずれかに決定するよう指示されます。

取引先に関する追加情報については、購買管理における取引先機能および代替データの更新のセクションを参照してください。

 

注記

基本契約で参照購買組織を使用すると、取引先機能においてこの参照組織に割り当てられている購買組織の仕入先 (= 取引先) を使用することもできます。

基本契約で参照購買組織を使用しない場合、異なる取引先機能が設定されていると購買組織項目に入力を行うことはできません。

 

参照購買組織に関する追加情報については、SAP システムにおける企業の組織 のセクションを参照してください。

アクティビティ

プラント条件の更新

...

       1.      集中契約を更新する際は、編集 プラント条件 概要 の順で選択します。

     2.      表示される概要画面で、必要なプラントを入力し、このグラフィックは添付のテキストに説明されています プラント価格 を選択します。

       3.      明細概要画面が表示され、条件の更新を開始します。

明細 条件 を選択して、条件更新画面にアクセスします。

     4.      概要に戻って、プラント固有条件を保存するすべてのプラントに対して、このプロセスを繰り返します。

     5.      入力したデータを保存します。

取引先の更新

さまざまな取引先を仕入先マスタレコードで、または基本契約で個別に更新することができます。取引先が仕入先マスタで更新されると、基本契約にその更新が反映されます。

基本契約における取引先の更新

...

     1.      契約で、ヘッダ 取引先 を選択します。

     2.      データ保存レベル: 取引先 画面が表示されます。プラントまたは仕入先部門、あるいはその両方を入力して、 ENTER を選択します。取引先更新画面が表示されます。

注記

すでに更新されている取引先を調べるには、必要な明細を選択して、このグラフィックは添付のテキストに説明されています レベル を選びます。

     3.      必要な取引先を入力して、契約の明細概要に戻ります。

     4.      入力したデータを保存します。

仕入先マスタにおける取引先の更新

...

     1.      仕入先マスタレコードの取引先機能画面で補足 バリアントデータ を選択します。

     2.      バリアントデータ登録 画面で、プラントまたは仕入先部門を入力して、取引先機能を選択します。

     3.      このグラフィックは添付のテキストに説明されています  をクリックします。仕入先変更: 取引先機能 画面が表示されます。

     4.      必要な取引先を入力して、このグラフィックは添付のテキストに説明されています をクリックして入力データを保存します。

 

 

 

 

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