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プロシージャの文書化 複数勘定設定の指定 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

この手順により、購買発注明細に関連するコストを複数の原価センタなどに割り当てることができます。

複数勘定設定により、入力された勘定設定データは個々の勘定設定明細の形を取ります。

前提条件

複数勘定設定を明細に対して指定する際に、以下の点について考慮する必要があります。

原価は数量または割合にもとづいて割り当てられます ( たとえば、原価センタ 100 に対して 10 個あるいは購買発注金額の 10%)

処理手順

  1. 明細入力時に、明細概要画面で明細に対する勘定設定カテゴリを指定します。
  2. 明細 勘定設定と選択します。

勘定設定ウィンドウが表示されます。

  1. その最初の勘定設定明細に勘定設定データを入力します。
  2. 画面表示形式変更を選択し、複数勘定設定画面を呼び出します。

  3. 明細項目に ( この画面の上部 ) 、関連データを入力します。
  4. - 入庫非評価区分項目を選択し、入庫をこの明細に対して非評価 ( 直接消費に対して明細が発注される ) とします。

    - 配賦項目で、原価を数量基準または割合 (%) のどちらで割り当てるのかを指定します。

    - 一部請求区分項目で、一部請求の金額を連続して個々の勘定設定明細に割り当てるのか、またはこのような一部請求の金額がすべての勘定設定明細に均等に配賦されるのかを指定します。前者の場合は、別の勘定設定明細に転記される前に、ある 1 つの勘定設定明細に全額請求されます ( この場合、特定な請求書によっては、まったく請求されない勘定設定明細がある場合があります )

  5. 各勘定設定明細に対して、関連する勘定設定明細に割り当てる数量または合計額の割合 % のどちらかを入力します。
  6. 注記

    同じ勘定設定データを持つ明細を追加入力するには、編集 返勘定設定 スイッチオンと選択します。 勘定設定データが次の明細に自動的にコピーされます。

  7. 他の明細に対しても必要なだけこの処理を繰り返します。
  8. 購買発注を保存します。

例

仕入先から合計発注金額の 60% に対する請求書が提出されます。 発注品目の原価は、原価センタ 1 から 5 に等分に割り当てられます ( つまり、各センタが合計原価の 20% を負担します )

連続割当 基準で個々の勘定設定明細に一部請求金額が割り当てられる購買発注明細を指定した場合、原価センタ 1 から 3 はそれぞれ、この一部請求金額にもとづいて合計原価の 20% が割り当てられますが、原価センタ 4 5 には全く請求されません。 ( 原価センタ 4 5 には、残りの金額が請求されるまでは配賦されません。 )

 

 

 

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