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機能の文書化  支払計画 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

使用

支払計画により、商品の受領またはサービスの実行とは別個に、予定の調達に対する支払日付を指定することができます。支払計画により、請求書登録予定日、支払日予定日を入力することができます。

供給された商品または実行されたサービスに対する請求書を仕入先がそのつど送ってくるのを待つことなく、購買発注で利用可能なデータにもとづいて請求書を自動的に登録し、仕入先への支払を実行することができます。

統合

支払計画を保存すると、データは購買発注未確定債務、および資金管理と予測に渡されます。

前提条件

支払計画を利用するための前提条件は、次のとおりです。

購買管理 のカスタマイジングで、購買発注 支払計画 を選択して、以下のような特定の設定を更新する必要があります。

支払計画タイプ

日付カテゴリ

日付テキスト

日付提案

購買発注明細は勘定設定を必要とします。

ロジスティクス請求書照合を使用する必要があります。

定期支払計画で自動決済を使用する場合、自動請求書登録に関して仕入先の合意を得る必要があります。区分: ERS ( 入庫/ 請求自動決済) 納入 が、仕入先マスタレコードで選択されていなければなりません。

注記

SAP では、発注タイプ FO ( 有効期限付購買発注 ) の使用をお奨めします。

有効期間と " 取消理由 " が、このタイプの購買発注のヘッダで定義可能になります。ここで入力した有効期間は支払計画にコピーされます。

標準購買発注を利用する場合、支払計画で使用する有効期間を指定できないため、カスタマイジングで日付決定規則を更新する必要があります。

機能

支払計画は、次の 2 つのタイプを用いることができます。

定期支払計画

分割支払計画

定期支払計画

定期支払計画は、定期的に繰り返される調達トランザクション ( レンタル、リース、定期購読など) のために利用することができます。

これにより、請求書の登録と支払を自動化することができます。定期支払計画では、ERS ( 入庫 / 請求自動決済) プログラム機能を使用します。

定期支払計画の場合は、購買発注明細の合計額はそれぞれの支払日に請求書が登録されます。

例

リース車には月間 600 ドルが請求されます ( 購買発注の明細によって表される) 。この金額は毎月の最終日の 1 日前に請求され、支払われます。

購買管理のカスタマイジングで、日付をマニュアルで更新するか、または指定した規則に従ってシステムが請求日を提案するかを決めることができます。

分割支払計画

分割支払計画は、分割払いにする高価な品目に対する請求、または段階的支払の対象となる外注サービスの調達を伴うプロジェクトに対する請求 ( プラント建設プロジェクトの各段階で完成ごとに行われる請求) に利用することができます。

分割支払計画の各支払日付を前払日として設定することもできます。

これらの支払日における支払金額は、前払金額がその後の請求書から差し引かれるため、請求明細の合計額では考慮されません。

分割支払計画の場合、購買発注明細の合計額は分割され、支払計画の各支払日に配分されます。

例

購買発注明細は、総額 900,000 ドルの建設プロジェクト No.1 に関係しています。プロジェクトは 3 段階に分けられ、第 1 、第 2 段階の完了時にそれぞれ総額の 33.3% (300,000 ドル) が請求され支払われ、第 3 段階すなわち最終段階の完了時に残り (300,000 ドル) が請求され、支払われます。

分割支払計画では、仕入先と取り決めた支払日に支払を行うので、日付提案の形ではシステムによる支援はありません。

注記

ただし、入力支援機能によって支払期日を提案させる場合、新しい支払計画を登録する際に既存の計画を参照することができます。こうすれば、既存の計画から日付提案を採用することができます。

 

 

 

 

 

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