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オブジェクトの文書化 明細カテゴリ 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

定義

明細カテゴリは、購買発注明細で定義されている品目について以下の点を決定します。

以下に、標準システムで定義されている明細カテゴリを示します。

購買発注における標準明細カテゴリ

明細カテゴリ

特性

標準

入庫と請求書の受領が可能

受託品 / 預託品

品目コードが必要
勘定設定なし
在庫品目
入庫が必要
請求書の受領必要なし

外注

入庫が可能
請求書の受領必要

在庫転送

品目コードが必要
入庫が必要
請求書の受領なし

仕入先直送

勘定設定が必要
入庫と請求書受領が可能

制限

勘定設定必要なし
入庫必要なし
請求書の受領必要
伝票タイプ
FO が必要

 

標準

明細カテゴリが標準となっている明細は、外部調達する品目です。 この場合、入庫と請求書受領が可能です。

受託品 / 預託品

明細カテゴリが受託品となっている明細は、受託ベースで調達する明細です。 受託品で発注した品目に対して、勘定設定を行うことができません。 受託在庫は別々に管理され、評価されません。

受託在庫については、 MM 在庫管理 ストラクチャのリンク 受託品 / 預託品セクションで説明されています。

外注

明細カテゴリ外注の発注明細は、たとえば、外注先に発注する最終組立品を表します。 組立品目などを生産するために外注先が必要とする構成品目は、 " 支給品目 " として入力されます。

外注については、 MM 在庫管理文書の ストラクチャのリンク 外注セクションを参照してください。

在庫転送

在庫転送明細は、在庫転送発注で発生します。 在庫転送オーダーとは、ひとつのプラントから別のプラントへ在庫を転送する機能です ( 転送には長距離の輸送を含みます )

在庫転送オーダーは購買管理における特殊発注タイプのひとつです。詳細は、 MM 在庫管理のセクション ストラクチャのリンク 在庫転送オーダーを使用した在庫転送の実行を参照してください。

仕入先直送

仕入先直送発注とは、商品またはサービスを第三者 ( たとえば得意先 ) に納入するよう、仕入先に指示する三者間取引のひとつです。 したがって、この場合の受領者は得意先です。 " 仕入先直送 " は、購買依頼または購買発注の明細カテゴリ項目で指定します。

仕入先直送発注は購買管理における特殊発注タイプのひとつです。詳細は、 MM 在庫管理文書のセクション ストラクチャのリンク 仕入先直送処理を参照してください。

制限

制限品目は、ブランケット購買発注 (" 制限付き購買発注 " または " 制限発注 " とも呼ばれる ) で発生します。 ブランケット購買発注は、仕入先から各種の品目やサービスを登録済の最大額 ( 金額制限 ) まで調達するときに用いることができます。 ブランケット購買発注は、個々の購買発注を処理する際のコストと管理業務が品目やサービスの金額を極端に上回る場合 ( たとえば、年間を通して必要な事務用品や小規模なサービス ) に使用されます。

ブランケット購買発注には、伝票タイプ FO が設定されます。納入期日の代わりに、発注に対する有効期間を指定することができます。

入庫または実行されたサービスの入力と承認は、ブランケット購買発注および制限品目には必要ありません。 請求書は、指定の金額制限を超えない限り、購買発注を参照して直接登録されます。

勘定設定は、請求書の入力時にのみ、指定する必要があります。

金額制限に関する詳細は、文書 ストラクチャのリンク MM 外注サービス管理を参照してください。

 

 

 

 

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