目的
R/3
システムは各種のコンポーネントで構成されており、それらのコンポーネントが完全に統合されています。 この統合により、企業の各部門とユニットが同一の情報を共有し、保持することができます。購買管理は、在庫
/ 購買管理 (MM) のコンポーネントです。 在庫 / 購買管理 (MM) モジュールは、 SAP システムの他モジュールと完全に統合されています。 在庫 / 購買管理の全フェーズ ( 品目計画 / 管理、購買管理、入庫、在庫管理、請求書照合 ) がサポートされます。MM
購買管理コンポーネントのタスクは、以下の通りです。購買管理を円滑に機能させるためには、調達プロセスにかかわるすべての関係者の間でコミュニケーションが十分に図られている必要があります。
統合
購買管理と
SAP システム内の他モジュール間のデータのやり取りは、リアルタイムで実現されています。 たとえば、以下のモジュールと連携しながら実行されます。原価計算システム
( 管理会計 ) へのインタフェースは、特に直接消費を目的とした品目とサービスに対する購買発注の場合に使用することができます。こうした購買発注は原価センタまたは製造指図に直接割り当てることができるためです。購買管理では、システムに定義されている仕入先に関するデータを財務会計と連携して更新します。
それぞれの仕入先に関する情報は仕入先マスタに保存されており、会計情報と購買情報の両方が記録されています。 仕入先マスタでは財務会計における債権者勘定を表しています。購買発注の勘定割当により、購買管理は、財務会計システムでどの勘定コードに記帳されるかを指定することもできます。
品目計画
/ 管理の枠内で、販売エリアで発生した所要量を購買管理に渡すことができます。 また、購買依頼を登録する際に、その購買依頼を受注に直接割り当てることができます。参照
: 在庫 / 購買管理における調達 SAP システムにおける企業の組織 購買管理メニュー 購買伝票