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バックグラウンドの文書化  伝票データ転送の再実行メカニズム 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

CALL TRANSACTION とダイレクトインプットでは、伝票は即時に SAP システムに転記されます。そのため、何らかの理由でプログラムが強制終了してしまった場合、データの不整合が生じることなく再実行できるかどうかを確認する必要があります。再実行メカニズムを使用すると、プログラムを再実行しなければならない場合に伝票が 2 度転記されるのを防ぐことができます。

CALL TRANSACTION またはダイレクトインプットを選択する場合には、必ず再実行メカニズムを使用してください。このためには、以下の前提条件が満たされていなければなりません。

        プログラムは、正しいトランザクションを使用して、バックグラウンドで再実行される必要があります。

        入力ファイルに書式エラーがあってはなりません。

書式エラーの例として、インポートされるファイルが消込転記(FB05) のトランザクションを含んでいる場合などが挙げられます。ファイルに書式エラーがないかどうかをチェックするには、 ファイルのチェックを選択します。

注意

書式エラーによる強制終了の場合は、再実行処理は使用できません。この場合は、強制終了時に転記されていた伝票を特定し、そのファイルを適切なサイズに縮小してください。

再実行されるジョブをスケジュールして開始するには、以下の手順を行います。

     1.      データ転送ワークベンチ 画面が表示されます。

     1.      データ転送プロジェクトツリーで、プロジェクトの実行定義を選択します。

     2.      バックグラウンド処理のジョブを登録するには、スケジュール実行を選択します。

詳細については、ストラクチャのリンクバックグラウンドジョブのスケジュールを参照してください。

     3.      実行開始 を選択します。実行開始ダイアログボックスで、続行を選択して確認します。

データ転送管理 ( ダイレクトインプット) 画面が表示されます。

     4.      プログラム 実行 を選択します。

ダイレクトインプット管理 画面が表示されます。

     5.      ジョブを選択し、新規ジョブ起動を選択します。

ジョブがエラーなしで完了したかどうかを確認するには、ジョブログを選択します。ジョブが正常に完了した場合には、" 論理エラーなしで実行完了" を表すステータス "C" が割り当てられます。必須入力項目にデータが入力されていなかった場合など、論理エラーが発生した場合には、" 完了したが論理エラーが発生" を表すステータス "E" が割り当てられます。

不良転送の場合には、対応する伝票は転送されず、バッチインプットセッションで書き込まれます。ここでは、最初の BGR00 レコードのセッション名が使用されます。エラー修正後、バッチインプットセッションを処理することができ、データ転送を完了することができます。

伝票がインポートされている最中に強制終了が生じた場合には、" バッチ: ジョブは強制終了されました" というメッセージが表示されます。問題が解決されたら、ジョブ再起動を選択してジョブを再実行することができます。強制終了された時点から、処理が続行されます。

詳細については、プログラムRBMVSHOW の文書を参照してください。

注記

テスト目的で、再実行メカニズムを使用せずにダイレクトインプットまたは CALL TRANSACTION を使用することもできます。この場合、入力ファイルに含めることができるトランザクション数は、最大 20 です。そのため、プログラムが強制終了した場合に再実行を行うことはできません。

詳細については、データ転送のテストを参照してください。

 

 

 

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