コンテンツフレーム起動

機能の文書化  資材/ 所要量計画と分納契約リリース 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

使用

MRP 実行 では、新規または変更された品目所要量 ( 従属所要量など) の結果として分納契約の納入日程全体が継続的に変更されます。このため、システムに保存されている現在の納入日程の数量と日付は、現在の品目所要量をそのまま反映しています。現在の納入日程全体のスナップショットが、分納契約リリース (FRC または JIT 納入日程) として仕入先に送信されます。

分納契約リリースを使用する目的は、仕入先が関連品目の所要数量を希望日付に納入できるように、必要な情報を仕入先に提供することです。

分納契約を使用して品目を調達する際の納入と生産リードタイムに関する要件は、通常は次のように扱われます。仕入先には、調達と生産活動を計画/ 開始する際の基準となる予測が提供されます。その後、発注者が必要とする正確な数量と、それに対応する納入日付などの詳細情報が仕入先に提供されます。

例

予定納入日程の形式で分納契約リリースを仕入先に送り、今後 9 ヶ月間で必要と予想される品目スチール 1 のトン数を提示します。たとえば、1 月に 1000 トン、2 月に 900 トンなどです ( 一般に納入日程の日付はおよその日付で、時間枠もあまり限定されません) 。次に、JIT 納入日程 ( ジャストインタイム) ( 分納契約リリースの第二の形式) で、正確な日付および数量を指定します。たとえば、1 10 日にスチール 1 30 トン、1 14 日に 20 トン、のように指定します。

供給者ワークプレイスを使用すると、仕入先はインターネットを通して分納契約リリースを使用できるようになります。

詳細については、インターネットリリースのセクションを参照してください。

前提条件

SAP では、以下の設定をお奨めします。

        品目マスタレコード

         計画主導型計画手順 (: PD)

         正確なロットサイズ計算 ( : EX)

         分納契約リリースによって調達する品目の別個の MRP グループ ( 以下の MRP グループ (SA リリースによる発注品目 ) を参照してください )

         JIT 納入日程で作業する場合は、購買管理ビューで JIT 納入日程 区分 1 を選択

         資材 / 所要量計画で分納契約納入日程行を生成する場合は、 MRP 2 ビューで調達タイプ F ( 外部調達 ) を選択

        供給元一覧と供給量割当

供給元一覧レコードを分納契約明細ごとに登録し、MRP 関連フラグを 2 に設定します。資材/ 所要量計画によって、納入日程全体が継続的に更新されます。

1 つの品目に対して複数の分納契約がある場合は、供給量割当を使用して複数の仕入先に所要量を割り当てます。

        資材/ 所要量計画のカスタマイジング

プラントパラメータ

必要な数量と日付にしたがって資材/ 所要量計画で分納契約明細の納入日程を生成するには、以下のオプションのいずれかを選択してください。

...

                           a.      順日程計画の場合、すべての処理日数を 0 にする

分納契約明細の追加データで、予定納入時間および入庫処理時間を 0 に設定します。

生産計画/ 管理 のカスタマイジングで、資材所要量計画 (MRP) プラントパラメータ 総合設定: プラントパラメータ を選択して、外部調達 MRP 実行 領域で購買発注処理所要時間を 0 に設定します。

所要日付が過去の場合は、現在日付 (MRP 実行が行われた日付) が納入日付として指定されます。所要日付が過去でない場合は、納入日付と所要日付が一致します。

                           b.      開始日付が過去の場合

この場合、順日程の実行はありえないため、納入日付が所要日付と一致する納入日程 ( 分納契約) が常に生成されます。

MRP グループで、開始日付が過去の日付でも可能であると指定します。

MRP グループ (SA リリースによる発注品目)

生産計画/ 管理 のカスタマイジングで、資材所要量計画 MRP グループ 総合設定: MRP グループ を選択して、以下の設定を行います。

外部調達

         日程計画タイプ/ 伝票タイプ

日程計画情報/ 分納契約 区分を設定すると、日程計画のために分納契約明細から入庫処理時間と予定納入時間が採用されます ( オプション (a) を参照)

MRP 実行:

        登録区分

分納契約で納入日程を生成する場合の一般的な前提条件として、分納契約納入日程区分を 3 に設定します。

        過去日付で開始

過去日付で開始 項目を使用すると、過去の納入日付がシステムで使用されるように指定することもできます ( オプション b を参照)

この MRP グループを、分納契約リリースにより発注される品目のマスタレコードに割り当てます。

参照:

PP ストラクチャのリンク資材所要量計画

日程計画の詳細については、文書 PP - 資材所要量計画 のセクションストラクチャのリンク外部調達に対する日程計画を参照してください。

 

 

 

コンテンツフレーム終了