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プロシージャの文書化  伝票転記 ( 旧システム上のデータ転送 ) 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

前提条件

会計伝票から旧システム上のデータを転送する前に、未消込明細管理勘定とそうではない勘定とを区別しておく必要があります。

手順

伝票データの転送には、以下のオプションから 1 つを選択します。

        未消込明細管理勘定ではない勘定の残高を、SAP システムの関連勘定に転記します。

        未消込明細管理勘定については、未消込明細を個別に転記する必要があります。

相手勘定入力の振替勘定を登録します。この勘定は税関連ではない必要があります。つまり、マスタデータの項目 税カテゴリは空でなければなりません。

税は、転記中に自動的に計算され、税勘定に転記されます。これは、マスタレコード内の項目 税カテゴリに入力されている G/L 勘定コードへの転記とともに行われます。税転記と税勘定の残高が振り替えられるので、新たな税転記が伝票の転記中や勘定残高の振替中に行われることはありません。

例

得意先未消込明細の転送の例

このグラフィックは添付のテキストに説明されています

得意先の未消込明細を振り替える場合は、得意先コードを転記し、振替勘定に相手勘定入力を行います。商品とサービスの統制勘定コードに対して自動的に転記が行われます。税転記と税勘定の残高がすでに振り替えられていることになります。

現金割引で支払をする場合、支払消込時に税調整が自動的に行われます。このため、伝票で 1 つの税コードのみが使用されている場合には、G/L 勘定コード明細、得意先明細、または仕入先明細から必要な税コードが設定されます。

伝票の相手勘定入力は、旧システム上のデータ転送時に振替勘定に対して行われます。この勘定は税関連ではないため、明細に税コードは含まれません。そのため、未消込明細の転送時に、得意先明細または仕入先明細で税コードを入力する必要があります。特殊仕訳取引を含むすべての転記が行われたとき、振替勘定は貸借一致している必要があります。この後、この勘定への転記を保留します。

例

バッチインプットを使用した得意先または仕入先の未消込明細転送の例

このグラフィックは添付のテキストに説明されています

例

バッチインプットを使用して、得意先コードまたは仕入先コードから未消込明細を転送します。売掛金と買掛金の統制勘定コードに対して、自動的に転記が行われます。特殊仕訳取引 ( 前受金など ) はマニュアルで転記します。 G/L 勘定からの残高もマニュアルで転記します。すべての転記について、振替勘定に相手勘定入力を行います。データの転送後、振替勘定は貸借一致している必要があります。

レガシシステムで完了した期間についての消費税レポートを実行する必要があります。上述の方法で税転記を行った場合、転送された伝票からの G/L 勘定コード明細には、税情報はまったく含まれません。そのため、SAP システムで決算済期間についての消費税レポートは実行できません。

得意先明細と仕入先明細には、支払条件と ( 支払期日を算出するための) 支払基準日が含まれています。得意先または仕入先のマスタレコードから、バッチインプットまたはマニュアルで支払条件を転送することができます。この転送のためには、得意先または仕入先のマスタレコードに支払条件キーを入力する必要があります。

注記

ただし、バッチインプットを使用して伝票を転記する場合は、個々の転記に固有な支払基準日を必ずマニュアルで入力する必要があります。

 

 

 

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