セット階層 

用途

基本セット、単一次元セット、データセット、複合次元セットを登録するときは、 セット階層に構築ブロックを登録します。単一次元セットを用いて、同じ次元を使ってセットどうしを結び付けるセット階層を登録します。異なる次元を使ってセットを結び付けるには、複合次元セットを使います。

セット階層に、すべてのセットタイプを含める必要はありません。たとえば、単一次元セット内の基本セットだけの階層を定義することもできます。

セット階層を構築する前に階層構造の計画を立て、階層の使用方法を把握する必要があります。また、階層にどの次元、セット、および値を使うのかも把握してください。

機能

セット階層を登録すると、異なるレベルの情報が登録されます。セット階層には、最大 99 のレベルを定義することができます。

単一次元セットと基本セットを組み合わせて、次の図に示す複合次元セット階層を登録することができます。 CC-ACCT のセットでは、原価センタ次元がまず発生し、次に勘定次元が発生します。セット CC-ACCT をレポート行として使用すると、間接費勘定が原価センタ 内の勘定コード別に一覧表示されます。

セット階層の例

 

セット内の値の順序を変えることにより、レポート内のセット値の順序を変えたり、同じ情報を用いて異なる書式のレポートを作成することができます。

下の図は前の図と同じですが、セット内で勘定次元が最初に発生し、原価センタ次元が次に発生します。レポート行としてこのセットを使用すると、間接費勘定内の原価センタが一覧表示されます。

セット階層が変更されたところ

セットを変更するときにセットを使用するレポートの定義を変更する必要はなく、レポートを再生成するだけで済みます。詳細は、 レポートライタでのセットの使用を参照してください。