スコアカードは、企業の戦略を主要目的と指標に結びつけて、組織が業績をモニタするのに役立ちます。スコアカードによって、エグゼクティブの戦略を組織に通知し、戦略の実行に向けてリソースをモニタすることができます。
SAP BusinessObjects Strategy Management のスコアカードコンポーネントでは、機能単位およびビジネスユニット全体の特定の結果に向けた進捗のパーソナライズされたビューが提供されます。スコアカードコンポーネントには、ゴールに向けての業績をモニタする目的ビュー、主要な財務区分および運用区分を統一する KPI 概要、および複数のコンテキストとスコアカードを比較するスコアカード比較ビューが含まれます。
わかりやすい「信号」アラートシステムの色コードによって、業績ステータスが赤色 (標準以下で注意が必要)、黄色 (問題となる可能性あり) または緑色 (現在目的に合致) で表示され、例外がすばやく強調表示され、業務上の問題に対する解決策を迅速に提供することができます。
スコアカードコンポーネントには、以下の機能があります。
目的、内容説明などの関連詳細、関連戦略プログラム、および対応する主要業績区分をモニタすることができます。この[目的]ビューを使用して、業績の影響を理解することができます。
詳細については、目的を参照してください。
内容説明、実績と目標のギャップ、およびコメントなどの関連詳細とともに各 KPI をモニタすることができます。長期間の KPI のトレンドによって、前期間の業績だけではなく、拡張業績の理解が深まります。
追加情報については、スコアカード概要を参照してください。
複数のコンテキストとスコアカードを比較して、責任範囲の業績の不整合を検出し、さらに調査することができます。
追加情報については、スコアカード比較を参照してください。
ビューをフィルタリングして、関心のある情報だけを表示することができます。
追加情報については、フィルタを参照してください。
サブタブの下のナビゲーションリンクを使用して、上位のサマリビューまたは詳細ビューの間を移動することができます。
管理者が設定したステータスインジケータのレベル数に応じて、3 色のうちの 1 色、または 5 色のうちの 1 色で、ステータスインジケータが色分けされます。
下のテーブルは、可能性のあるステータス色の数に基づく色見本を示します。
3 色 |
5 色 |
説明 |
---|---|---|
赤色 |
濃い赤色 |
期待値をはるかに下回る |
適用不可 |
赤色 |
期待値を下回る |
黄色 |
黄色 |
期待値に合致 |
適用不可 |
緑色 |
期待値を上回る |
緑色 |
濃い緑色 |
期待値をかなり上回る |
Microsoft Word または Excel のデータ形式でレポートコンテンツをエクスポートすることができます。
追加情報については、Excel または Word ファイルへのビューのエクスポートを参照してください。
ノート
スコアカードの目的および KPI は、アプリケーションのほとんどのコンポーネントで表示されます。ホームコンポーネントを使用して、特定の目的および KPI を予約し、これらの進捗を追跡できるようにします。ホームコンポーネントでは、目的のステータスが変更されたり、目的にコメントが追加されたり、選択した KPI のステータスが最終期間からこの期間に変更されたり、選択した KPI のいずれかにコメントが追加された場合に、通知を受信することができます。
[目的]サブタブをクリックし、[目的]ビューにジャンプします。
[スコアカード概要]サブタブをクリックし、[スコアカード概要]ビューにジャンプします。
[スコアカード比較]サブタブをクリックし、[スコアカード比較]ビューにジャンプします。
スコアカード凡例の表示/非表示を管理するには、[プリファレンス]をクリックし、[スコアカード凡例の表示]オプションを選択します。
目的が KPI にまだ関連付けられておらず、ステータスインジケータが設定されていない場合は、凡例は関係しないため、通常は凡例を非表示に設定します。