!--a11y-->
属性拡張 
この機能では、ケース管理およびコンテンツ管理の各アプリケーションコンポーネント用の拡張領域が提供されています。この領域を使用すると、オブジェクト属性を拡張して得意先固有の属性を追加することができます。
拡張領域 |
用途 |
CRM_DOCUMENTS |
コンテンツ管理で使用する得意先固有の伝票属性 |
CRM_CATEGORY |
ケース管理で使用する得意先固有のカテゴリ属性のための標準拡張領域 |
詳細領域 2 内の追加タブページ上に得意先属性が表示されるように、ピープルセントリックユーザインタフェースを設定します。これにより、オブジェクトタイプ (ケース管理ではカテゴリ、コンテンツ管理では伝票タイプ) に従って得意先属性を照会することができます。
このテクノロジーは、SAP レコード管理コンポーネントの一般作業ツール "プロパティユニフィケーション" をベースにしています。
得意先属性を使用できるようにするために、カスタマイジング設定で以下を行う必要があります。
● ABAP ワークベンチでディクショナリオブジェクト (データエレメント、構造、およびテーブル) を登録するします。
● ピープルセントリックユーザインタフェースを拡張します。
● ビジネスアドイン (BAdI) を実装します。
オブジェクトタイプ依存およびオブジェクトタイプ非依存の得意先属性
CRM アプリケーションで複数の異なるオブジェクトタイプ (たとえばコンテンツ管理の場合、複数の異なる伝票タイプ) を使用する場合、それぞれのオブジェクトタイプに対して得意先属性のセットを個別に決定することができます。この場合、これらのオブジェクトタイプ依存の得意先属性の各セットに対して、個別のカスタマイジングオブジェクトとディレクトリ構造を登録します。
CRM アプリケーションでオブジェクトタイプ別の分類を行わないか、またはすべてのオブジェクトタイプに対して同じ得意先属性を使用する場合は、得意先属性を使用する必要があります。これらのオブジェクトタイプ非依存の得意先属性用に、事前設定済のカスタマイジングオブジェクトおよびカスタマインクルード (CI) が提供されています。
属性拡張では、オブジェクトタイプ依存の得意先属性とオブジェクトタイプ非依存の得意先属性を結合することができます。たとえば、コンテンツ管理で複数の異なる伝票タイプを使用する場合、それぞれの伝票タイプに対して得意先属性の独立したセットを定義し、すべての伝票タイプに対して有効な得意先属性をオブジェクトタイプ依存の属性として提供することができます。
以下の図は、コンテンツ管理における 2 つの伝票タイプに対する、オブジェクトタイプ依存およびオブジェクトタイプ非依存の得意先属性の使用例を示しています。

図: 伝票タイプに対する得意先属性の使用
得意先属性に対する画面バリアントの制御
BAdI 実装内の画面バリアントを使用して、それぞれのオブジェクトタイプに従って得意先属性が独立して表示されることを決定します。それぞれの CRM アプリケーションのピープルセントリックユーザインタフェースフレームワーク用に、関連する BAdI が提供されています。
拡張スポット CRM_CMG_CASE_ACCESS で、CRM ケース管理用のサンプル実装CL_SMP_IM_CRM_CMG_CASE_ACCESS が提供されています。
得意先属性の処理
得意先属性のそれぞれの値は、BAdI CRM_ATTR_PERS_CONTRO を使用して変更することができます。この BAdI を実装すると、以下のことが可能となります。
● 得意先固有の属性値の事前定義
● 権限コンセプトの導入
● 属性値のチェック
● 属性値を保存する前のアクションの実行
実行される作業ステップの追加情報について、およびそれぞれの拡張領域に対して提供されるオブジェクトの概要については、SAP 導入ガイド → カスタマリレーションシップマネジメント → 基本機能 → 属性拡張を参照してください。
参照:
ここで説明した 1
つのタブページ上での得意先属性の拡張の代わりに、SAP
によって提供される伝票属性内の追加列として、オブジェクトタイプ非依存の得意先属性を拡張することもできます
(
伝票を参照)。
