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SAP CRM エンタープライズにおける組織管理 
CRM 組織管理では、会社のタスクに関連する機能上の組織構造を現在の組織モデルとして照会できる柔軟性の高いツールが提供されています。
サービス構造または販売管理構造の照会は、CRM のもっとも重要な機能です。CRM システムでは、販売およびサービス関連のプロセスに関連付けられた組織ユニットを照会するだけで作業することができます。
CRM 組織管理には、組織ユニットとリンクするためのオプションが数多く用意されています。
キ 組織ユニット (販売組織、サービス組織など) はあらかじめ指定されていません。
独自の組織レベルを含めたり、レベルを除外することができます。
キ R/3 組織ユニット (販売組織、流通チャネル、製品部門、保全処理プラントなど) は、属性としてCRM の組織ユニットに割り当てられます。
これらの属性は、組織モデルの計画には必要ありませんが、伝票内で組織データを自動的に決定するために必要となります。
キ 組織を複数のシナリオで使用できるように設定し、1 つの組織を同時に販売組織およびサービス組織として使用することができます。
キ 組織モデルは時間依存です。このため、将来の組織変更を計画することが可能です。
キ 組織ユニットがビジネスパートナである場合もあります。この場合は、組織ユニットロールを使用して組織ユニットのビジネスパートナレコードが自動的に登録されます。追加情報については、BP ロール組織ユニットを参照してください。
利用可能な組織モデルには、標準バックエンド統合バージョンと拡張バックエンド統合バージョンの 2 つのバージョンがあります。標準バックエンド統合バージョンは、CRM システムの標準設定で、このバージョンをインストールする場合にカスタマイジングでアクティビティを実行する必要はありません。拡張バージョンは、カスタマイジングでインストールします。
CRM 組織モデルの 2 つのバージョンの機能は全体的に同じであるため、以下の説明は両方のバージョンに適用されます。2 つのバージョン間の機能上の小さな差異については、CRM 組織モデルの拡張バックエンド統合バージョンを参照してください。
キ
CRM 組織管理は、R/3 ベーシスコンポーネント組織管理にもとづいており、CRM およびEBP で使用できるように調整されています。
組織モデルは、人事管理システムの組織計画にもとづいています。
CRM では、以下のアプリケーションエリアで組織管理が使用されます。
機能/コンポーネント |
用途 |
業務トランザクション |
取引伝票 (R/3 の販売エリア) のデータにもとづいた、責任組織ユニットの自動決定 |
パートナ処理 |
取引先決定 (取引先機能責任者) |
支払カード処理 |
決済に対する責任がある組織ユニットの自動決定 |
税処理 |
事業場所の決定 |
キ 組織モデルの更新
組織オブジェクトおよびそのリンクを個別に登録および処理することによって、販売管理、サービス、および購買管理の構造を照会することができます。また、販売とサービスのシナリオにそれぞれオブジェクト属性を割り当てることもできます。
組織モデル更新の追加情報については、CRM 組織モデルの更新を参照してください。
キ トランザクションタイプの組織データプロファイル
トランザクションに関する必須項目、および組織データ決定のための決定規則 (標準ロール) を入力することによって、さまざまなトランザクションタイプの組織データプロファイルを登録することができます。
キ 伝票データを使用した、伝票の属性 (得意先コードや製品部門など) の評価
割り当てられた属性の評価または定義された責任の評価にもとづいて、責任組織ユニットが自動的に決定されます。
流通チャネル、製品部門、販売エリアなどの組織データは、関連テキストとともにR/3 システムからCRM システムにコピーすることができます。
また、組織モデル (R/3 システムでは組織計画) は、ALE を使用して R/3 システムから CRM エンタープライズに配信することができます。この処理は、R/3 の SAP ワークフローをすでに使用しており、その販売構造を照会している場合に有用です。
使用している R/3 システムの販売構造は、CRM エンタープライズのレポートを使用して照会することができます。追加情報については、R/3 から CRM エンタープライズへの販売構造のコピー、およびカスタマリレーションシップマネジメントの導入ガイド (IMG) のマスタデータ → 組織管理 → データ転送 → コピー: R/3 販売構造を参照してください。
組織管理の設定は、カスタマイジングのマスタデータ → 組織管理で行うことができます。追加情報については、組織管理のIMG を参照してください。
CRM システムでマトリクス組織図を照会することはできません。
組織モデルの設定は、R/3 システムのアプリケーションコンポーネント販売管理 (SD) で行うよりも、CRM システムで行う方が、柔軟性が高くなります。ただし、R/3 システムとのデータ交換が正常に行われるように、R/3 で SD 構造を登録する場合のルールを CRM にも適用することお奨めします。
参照 :
組織管理の概要については、ベーシス文書
BC 組織管理、および
R/3 (SD) と CRM の間の組織データの差異を参照してください。
