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コンポーネントの文書化  レポート出力 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

目的

このコンポーネントは要素マスタ参照のあるレポートと要素マスタ参照のないレポートの両方の出力をサポートします。レポート出力: プロセスのすべての標準ルーチンは、ユーザの要件に合うようユーザ定義のルーチンに置き換えることができます。

例

要素マスタ参照のあるレポートとは、MSDS などを指します。

要素マスタ参照のないレポートとは、事故レポートなどを指します。

要素マスタ参照がある場合とない場合のレポートとは、ラベルおよび標準作業手順などを指します。

要素マスタ参照のあるレポートの場合は、自動出力も可能です。一連の SAP 拡張機能により、標準機能の個々のルーチンを統合し、以下のような処理を実行することができます。

        レポートカテゴリの決定

        品目コードの決定

        MSDS 要求のチェック

        MSDS の言語の決定

        レポート生成バリアントの決定

        販売管理からの MSDS の出力

機能

下記の機能が標準としてサポートされています。

        MSDS の統合出力プロセス

自動レポート出力は上位のビジネスプロセスの一環として計画されます。標準では、特定の化学製品の出荷前の MSDS の出力がサポートされています。米国と欧州連合の管轄については、法律で要求される MSDS だけが出力されます。受信者、レポート言語、および関連レポートが自動的に決定されます。リリース済のレポートだけが出力されます。

        MSDS の自動後続出力

欧州連合諸国では、特定のデータに関連して変更を加える場合、更新済みの MSDS を法で定められた期間内に再送しなければなりません。SAP システムでは、このプロセスが自動化されます。

        データの有効利用

要素マスタ参照を含むすべてのリリース済レポートには、すでに生成された要素マスタデータが含まれています。出力に関連するアドレスや製品名などのロジスティクスデータが決定され、このデータがレポートに追加されます。つまり、同じレポートを多数の異なる受信者に送信することができます。最新のリリース済レポートが生成前に再決定されるように、SAP システム設定することもできます。

        チェック機能

受信者の国と地域の法規制に従って、出力を設定することができます。出力プロセスのトリガから実際の出力までの出力手順全体が、チェックの対象になります。場合によっては、組織の責任者がレポート出力指図の出力をチェックし、受取確認書を送信する必要があります。

        異なるタイプのコミュニケーションのサポート

レポートは、電子メール、文書、ファックスで送信することができます。受信者とコミュニケーションタイプが同じレポートは、必要に応じて一緒に出力するよう指定することができます。このようなレポートは、既存の出力単位 ( 文書形式など) 内でまとめて自動的に配信されます。

        受取レポートの出力

SAP システムで生成されたレポートの出力のほか、受取レポートを出力することもできます。受取レポートは、外部システムからインポートされたレポートです。

 

 

 

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