レッスン 2 の概説 

テーブルは R/3 システムで主要な役割を果たしています。テーブルを使用してデータベース構造が定義されます。複雑なテーブルの設計や作成を行う前に、テーブルを使用した作業方法をよく理解する必要があります。このレッスンを終了すると、次のことができるようになります。

テーブルを作成するために必要なステップを一覧表示する。

テーブルの主要なコンポーネントを理解する。

テーブルを作成するツールを明らかにする。

オブジェクトブラウザからテーブルを作成する。

テーブルを有効化する。

テーブルに項目を追加する。

値一覧を定義する。

テーブルがシステムでどのように処理されるのかを指定する。

この作業が完了すると、トランザクションが使用するデータがテーブルにより定義されます ( たとえば、出発時間、フライト番号、到着日 )

テーブルコンポーネント

R/3 システムの各テーブルは複数のコンポーネントから成っています。これらのコンポーネントには以下のものがあります。

テーブルオブジェクト

ABAP ディクショナリにあるテーブルを表します。

項目

テーブルに保存されている情報を定義します。

データエレメントオブジェクト

項目の内容を示し、項目がエンドユーザに表示される方法を決定します。データエレメントはディクショナリでオブジェクトとして現れます。データエレメントはそれ自体がオブジェクトであるため、同じテーブル、または複数のテーブルの項目でデータエレメントを再利用することができます。

ドメインオブジェクト

項目に対する有効値を表します。ドメインは項目のデータ型や桁数のような情報を指定するものです。データエレメントと同じように、ドメインはディクショナリにオブジェクトとして保存されます。データエレメントを再利用することができるように、ドメインも再利用することができます。

技術設定

テーブルが R/3 システムでどのように処理されるのかを指定します。

テーブル設計工程の要約

通常、テーブルを作成する前に、どのようなデータが必要なのか計画します。この計画には、データとデータとの関係を理解することが含まれます。このレッスンは、学習者のために用意されています。計画が準備できたら、次の手順でテーブルを作成します。

テーブルオブジェクトを作成する。

項目を指定する。

データエレメントおよびドメインを定義する。

技術設定を指定する。

テーブルを有効化する。

テーブルを作成するときは、作業を保存する必要があります。オブジェクトは保存されると、 SAP データベースに入ります。テーブルステータスは保存済に設定されます。他のユーザは保存されたオブジェクトを見ることができますが、 ABAP プログラムでそのオブジェクトにアクセスすることはできません。

テーブルオブジェクトを完成したら、有効化操作を使用してそれをデータベースで有効化します。テーブルを有効化すると、以下の作業が行われます。

構文をチェックする。

テーブルのステータスを有効に更新する。

テーブルの実行時バージョンをコンパイルする。

一旦テーブルが有効になれば、他のプログラムやユーザがそのテーブルにアクセスすることができます。