
ABAP
では、大型プロジェクトの作業を複数のプログラマに分配することができます。 買掛金管理モジュールと売掛金管理モジュールを含む会計管理アプリケーションプロジェクトを例に説明します。 ABAP 環境では、システム内にプロジェクト用の作業領域を容易に登録することができます。 次に、タスクを各プログラマに割り当てて、その作業の進捗状況を追跡することができます。開発プロジェクトを追跡するためのツールがワークベンチオーガナイザです。
ワークベンチオーガナイザでは、既存の SAP 開発オブジェクトに対する変更と新規オブジェクトの登録を追跡します。 オブジェクトを新規に登録すると、このオブジェクトを 保存するときに、オーガナイザから開発クラスの入力が要求されます。
オーガナイザでは、変更依頼が必要かどうかを判断する際に開発クラスが使用されます。
変更依頼には、 1 つまたは複数の開発オブジェクトに加えられた変更が記録されます。 開発クラス $TMP にはローカルオブジェクトが含まれています。 ローカルオブジェクトは移送されません。したがって、オーガナイザによるローカルオブジェクトの監視は行われません。ローカル以外の開発クラスを指定すると、変更依頼を入力するよう要求されます。
また、ローカル以外の既存オブジェクトを初めて変更するときにも、変更依頼を入力するよう要求されます。 次のような入力要求画面が表示されます。
変更を変更依頼に関連付けると、その変更依頼の中にユーザのタスクが登録されます。
変更を行う各プログラマに対するタスクが、変更依頼の中に登録されます。 変更依頼は、いわば変更タスクを入れるコンテナと解釈できます。オブジェクトを変更依頼に関連付けると、そのオブジェクトは開発中であるとして認識されます。
オブジェクトはロックされるため、他のユーザがこのオブジェクトを変更することはできません。 オブジェクトの登録または変更が完了したら、タスクをリリースします。 変更内容を本稼動システムに移送するには、タスクが含まれている変更依頼をリリースします。オブジェクトに関連付けられている開発クラスと変更依頼を変更することができます。
オブジェクトの開発クラスの変更に関する追加情報については、 別の開発クラスへのオブジェクトの再割当を参照してください。ワークベンチオーガナイザと移送システムの追加情報については、
ワークベンチオーガナイザの文書を参照してください。