カスタマ固有の文書の登録 

SAP の拡張コンセプトによって、 R/3 リポジトリ内に格納されているすべてのデータエレメントに関する、独自のキーワードとオンラインヘルプを登録することができます。これらの文書 Exit は、いくつかの点において、この文書に記述した他の Exit とは異なっています。

ユーザ独自のキーワードおよびテキスト(短)の登録

拡張コンセプトを使用して、 ABAP ディクショナリ内に格納されているデータエレメント用の独自キーワードを登録することができます。システムは画面上のキーワードを使用してエントリ項目を識別します。データエレメントは、可変長のキーワードを3個まで持つことができます。

たとえば、データエレメント BBBNR は、得意先の国際的な会社コードの最初の部分を識別します。 ABAP ディクショナリ内にある、このデータエレメント用の標準キーワードは以下のものです。

Comp.no.1

Company no 1

Company number 1

これらのキーワードをモディファイして、会社固有の用語を反映させる必要があるかもしれません。‘ Company Number 1 ’の代わりに、項目を‘ Corporate id ’として識別する場合などです。拡張コンセプトを使ってキーワードを変更する場合、新しいテキストは SAP のすべての画面で表示されます。各画面において、どの項目も、変更されたデータエレメントに対する直接的な参照を維持します。 SAP が意図的に標準画面内のキーワードを修正する場合は、オリジナルデータエレメントへの直接的な参照は無効になります。拡張コンセプトを使って行ったキーワードのモディファイは、標準画面には反映されません。標準画面は修正したデータエレメントへの直接的な参照を維持しなくなっているからです

スクリーンペインタを調べれば、そのような Dynpro 固有の修正点を見つけ出すことができます。項目の Dynpro 属性を照会して、 Modific 項目を調べてください。‘ x ’が表示される場合、 SAP の開発者はそのデータエレメントのキーワードを修正しています。ユーザ独自のキーワードは表示されません。

拡張コンセプトによって、データエレメントのテキスト(短)をモディファイすることもできます。このテキストは、ユーザが F1 を使用して、その項目のオンラインヘルプをコールする場合には必ず表示されます。ユーザ独自のキーワードおよびテキスト文書を登録するには、以下のことを行ってください。

1. ABAP ワークベンチから、ユーティリティ R 拡張 R プロジェクト管理を選択して、 プロジェクト管理トランザクションを入力してください。 メニュー

2. テキスト拡張管理 R キーワード R モディファイ を選択してください。

ダイアログ画面が表示されます。

3. データエレメントの名称を入力してください。

このデータエレメントが表示される画面の一覧を参照したい場合は、次のステップに進む前に、参照画面を選択してください。参照一覧が、新規文書の影響を受ける標準 R/3 画面の数を表示します。

4. 変更 を選択してください。

5. データエレメントのキーワードおよびテキスト(短)を編集してください。

6. 変更を保存してください。

カスタマ固有キーワード用に登録してある、システム内のデータエレメントの一覧を表意させたい場合は、 プロジェクト管理トランザクションのメイン画面に戻ってから、テキスト拡張 R キーワード R 照会を選択してください。 モディファイ済のデータエレメントと、どこがモディファイされたのかが、すべて表示されます。

SAP およびユーザのバージョンの復元

ある時点で、標準 SAP キーワードおよびテキスト(短)のすべてを、モディファイ前のデータエレメントへと復元したくなることがあるかもしれません。 プロジェクト管理トランザクションのメイン画面から標準テキストの復元を行うことができます。テキスト拡張 R キーワード R SAP バージョン復元を選択してください。 どの SAP リリースからテキストを復元するのかを指定してください。

復元機能は、バックグラウンドで動作する特別なプログラムによって実行されます。このプログラムは R/3 内のすべてのデータエレメントを調べ、必要な個所で標準テキストを復元します。

ユーザ独自のオンライン文書の登録

拡張コンセプトによって、 ABAP ディクショナリ内のすべてのデータエレメントに関するユーザ独自のオンライン文書を登録することができます。この文書は、ユーザが画面項目の詳細情報を獲得するために F1 を選択する際には必ず表示されます。

R/3 データエレメント BBBNR 用の標準文書には以下のことが書いてあります。‘ここには、国際コードの最初の7桁を入力してください’ユーザが必要とする情報を使用して、この文を拡張することができます。ユーザ独自の項目文書を書くには、以下のようにしてください。

1. ABAP ワークベンチメニューから、ユーティリティ R 拡張 R プロジェクト管理を選択して、 プロジェクト管理トランザクションを入力してください。

2. テキスト拡張管理 R データエレメント R 新規 DE ユーザ文書 を選択してください。

ダイアログ画面が表示されます。

3. データエレメント の名称を指定してください。

このデータエレメントが表示される画面の一覧を参照したい場合は、次のステップに進む前に、参照画面を選択してください。参照一覧は、新規文書の影響を受ける標準 R/3 画面の数を表示します。

4. 変更を選択してください。

5. 次画面で、 INCL 形式で SAP 文書を利用可能というラベルのついたチェックボックスが有効になっていることを確認してください。

6. 登録を選択してください。

7. 独自文書を記述してください。

8. 変更を保存してください。