
バックグラウンド処理
用途
バックグラウンド処理では、対話式で開始することのできるレポートやプログラムが自動的に実行されます。
バックグラウンド処理システムでジョブをスケジュールする際には、以下について指定する必要があります。
ABAP
レポートまたは外部プログラム
バックグラウンド処理システムによりジョブが開始され、指定したプログラムが実行されます。後でジョブの実行状況をチェックし、システムメッセージがあればそのログを照会することができます。

請求書の支払期日が過ぎている得意先のレポートを実行するとします。その場合、次のことが可能です。
ABAP
エディタから自分でレポートを開始することができます。この場合、レポートは使用している
PC
またはワークステーションのセッションで、対話式で実行されます。レポートの処理中は、使用しているコンピュータの応答時間が遅くなる可能性があります。
- または、バックグラウンド処理システムにレポートを実行させることができます。これを行うためには、実行内容を指定するバックグラウンドジョブを登録する必要があります。
バックグラウンド処理システムでは、ユーザの指示にしたがって
"
最近の請求
"
レポートが実行されます。レポートによって生成された一覧は、そのまま印刷されるか、
SAP
出力管理で待機します
(
出力管理の使用を参照してください
)
。バックグラウンド処理システムでは、レポートが正しく実行されたかどうかをチェックすることもできます。
特徴
レポートをバックグラウンドで実行すると、作業中の
SAP
セッションを停滞させることがありません。
レポートを対話式で開始すると、レポートの実行中は現在の
SAP
セッションにこれ以上入力することはできなくなります。レポートをバックグラウンドで開始すると、レポートが実行されても
SAP
システムとの対話式作業は影響を受けません。
SAP
システムの負荷が低いその他の期間にシフトすることができます。
レポートまたは外部プログラムの実行を、
SAP
システムが稼動している任意の時間にスケジュールすることができます。また、レポートを定期的に自動実行するように設定することもできます
(
たとえば毎月末など
)
。
- バックグラウンド処理は、長時間を要するジョブを実行するための唯一の方法です。
システム資源が長大なレポートの対話式セッションに占有されるのを防ぐため、
SAP
システムには対話式セッションに対する時間制限が組み込まれています。
1
つの
ABAP
レポートが
1
つの対話式セッションで連続して
5
分を超えて実行されると、このレポートは自動的に強制終了されます。バックグラウンド処理システムでは、長時間を要する
ABAP
レポートがより効率的に実行されます。多くの場合、このようなレポートはバックグラウンドで実行されるように自動的にスケジュールされます。自動的にスケジュールされる場合は、レポートをバックグラウンドで実行するようにユーザが自分でスケジュールする必要はありません。