基本データ履歴
用途
タスクリスト、品目規格、または証明書プロファイルの中で参照されるマスタ品質検査特性や品質検査方法を変更すると、以下の影響が生じます。
- 履歴を使用して
基本データを変更する場合、品質検査計画、品目規格、または証明書プロファイルでこれらの変更は自動的に反映されません。
- 履歴を使用せずに
基本データを変更する場合、品質検査計画、品目規格、または証明書プロファイルで、これらの変更は即時に自動更新されます。
前提条件
履歴を使用する場合は、履歴による品質検査特性区分、または履歴による品質検査方法区分
(
または、その両方
)
を
カスタマイジングで設定する必要があります。
特徴
履歴による変更
履歴を使用して以下の基本データを変更することができます。
これによって、以下の効果が生じます。
"
旧
"
バージョンと同じものに対して、新しい
バージョンが登録されます。
"
旧
"
バージョンは、以前に参照される際に使われたマスタ品質検査特性、品質検査計画、品目規格、証明書プロファイルなどで引き続き使用されます。
- マスタレコードの参照を新規に登録した場合は、マスタレコードの新規バージョンが自動的に選択されます。ただし、マスタレコードの
"
旧
"
バージョンを入力することも可能です。
"
旧
"
バージョンを、新規バージョンに
置換することができます。ただし、新規バージョンがすでにリリースされている必要があります。
- 参照マスタレコードを変更すると、マスタ品質検査特性置換区分または品質検査方法置換区分が
カスタマイジングで設定されている場合に、保存時にダイアログボックスが自動的に表示されて、旧バージョンを置換するように促されます。
置換できるものは、品目規格とタスクリストのマスタ品質検査特性と、タスクリストの品質検査方法に限られます。
履歴を使用しない変更
履歴を使用せずに参照基本データを変更すると、マスタ品質検査特性、品質検査計画、品目規格または証明書プロファイルで、これらの変更が即時に有効になります。
項目履歴の照会
マスタ品質検査特性の履歴で、個別データ項目に関する変更履歴を照会することができます。以下の状況が該当します。
- マスタレコードを履歴を使って変更すると、項目の変更者名、変更日付、項目の過去のすべての値など、選択された項目に加えられた変更がすべて一覧表示されます。
- 履歴を使用せずにマスタレコードを変更した場合は、項目に現在値のみが表示されます。
活動
マスタ品質検査特性または品質検査方法の変更トランザクションを呼び出します。
- マスタ品質検査特性または品質検査方法の有効開始日を入力します。
- カスタマイジングで関連区分を設定している場合は、マスタ品質検査特性または品質検査方法の新規バージョンが自動的に登録されます。
- マスタ品質検査特性または品質検査方法で項目履歴機能を呼び出すには、必須データ項目にカーソルを合わせて、項目履歴を選択します。
- マスタ品質検査特性または品質検査方法の他言語画面でテキスト
(
短
)
に加えられた全変更を表示するには、
テキスト履歴を選択します。
- マスタ品質検査特性の割当品質検査方法画面で、マスタ品質検査特性への品質検査方法の割当履歴を照会するには、割当履歴を選択します。
- マスタ品質検査特性の割当品質検査カタログ画面で、マスタ品質検査特性へのカタログの割当履歴を照会するには、割当履歴を選択します。
データベースにすでに保存されているデータのみが表示されます。
参照
:
抜取方式の編集
抜取表の編集
調整型抜取規則の登録または変更
マスタ品質検査特性の登録または変更
品質検査方法の登録または変更