汎用モジュール FILE_GET_NAME 

プラットフォームに依存しないファイル名は、アプリケーションプログラムで汎用モジュール FILE_GET_NAME によって使用されます。この汎用モジュールが、実行時に特定の論理ファイル名の該当するプラットフォーム固有のファイル名を生成します。これは、プラットフォームに依存しないファイル名の変換のためのカスタマイズテーブルに格納されている定義に基づいて行われます。

以下のテーブルは、汎用モジュールのインポートパラメータ、エクスポートパラメータおよび概念を示しています。

テーブル 汎用モジュール FILE_GET_NAMEのインタフェース

IMPORTパラメータ

機能

CLIENT

論理ファイル名をクライアント独自の名称にできます。使用するクライアントを指定できます。デフォルトとして、システム項目 SY-MANDT に格納されている現クライアントを使用します。

LOGICAL_FILENAME

論理ファイル名を指定します。(大文字を使用しなければなりません)

OPERATING_SYSTEM

適切なファイル名を生成する OSを指定することができます。デフォルトとして、システム項目 SY-OPSYS に格納されているアプリケーションサーバの OSを使用します。

PARAMETER_1

PARAMETER_2

物理ファイル名および物理パスのプレースホルダー <PARAM_1> <PARAM_2> を代用する値を指定できます。

USE_PRESENTATION
_SERVER

プラットフォーム固有のファイル名を生成するためのベースとして、プレゼンテーションサーバの OSを使用するよう指定します。

WITH_FILE_EXTENSION

ファイル名の拡張子として、論理ファイル名のデータフォーマットを使用するよう指定します。

USE_BUFFER

プラットフォームに依存しないファイル名の変換のためのカスタマイズテーブルが、メインメモリでバッファリングされるよう指定します。

 

EXPORTパラメータ

機能

EMERGENCY_FLAG

戻された値が SPACE でない場合は、現行の OSでは論理ファイル名の物理パスが発見されませんでした。この場合、プロファイルパラメータ DIR_GLOBAL に指定されたパスが物理パスとして使用されます。

FILE_FORMAT

論理ファイル名に定義されたデータフォーマットを戻します。このパラメータを使用して、ファイルを開くモードを決定することができます。このパラメータは、プレゼンテーションサーバに対する DOWNLOAD ファイルのパラメータとしても必要です。

FILE_NAME

完全にインスタンスを作成したプラットフォーム固有のファイル名およびパスを返します。

 

例外

機能

FILE_NOT_FOUND

論理ファイル名が定義されていない場合に表示されます。

OTHERS

その他のエラーが発生した場合に表示されます。

 


汎用モジュールが現行の OS (パラメータ EMERGENCY_FLAG を参照してください)の物理パスを発見できない場合、以下のような原因が考えられます。
− カスタマイズテーブルに OSが定義されていない 構文グループに OSが割り当てられていない 該当する構文グループの論理パスに物理パスが割り当てられていない 論理ファイル名に論理パスが割り当てられていない

 


プラットフォームに依存しないファイル名のカスタマイズテーブルで、論理ファイル名 DATA_FILE と論理パス DATA_PATH に以下の定義が存在すると仮定します。

DATA_FILE 物理ファイル: <PARAM_1> ファイル
データフォーマット: BIN
論理パス: DATA_PATH

DATA_PATH 構文グループ: UNIX 物理パス: /tmp/<FILENAME>
構文グループ: DOS 物理パス: c:\tmp\<FILENAME>

構文グループ D OSにプレゼンテーションサーバの OS、構文グループ UNIXにアプリケーションサーバの OSが割り当てられていることも仮定します。

その場合、以下の2つの汎用モジュールの呼び出しが、それぞれの値を戻します。

CALL FUNCTION FILE_GET_NAME

EXPORTING
LOGICAL_FILENAME =
DATA_FILE
PARAMETER_1 =
01

IMPORTING
EMERGENCY_FLAG = FLAG
FILE_FORMAT = FORMAT
FILE_NAME = FNAME

EXCEPTIONS
FILE_NOT_FOUND = 1
OTHERS = 2.

戻される値

フラグ:
フォーマット: BIN
ファイル名: /tmp/file01

 

CALL FUNCTION FILE_GET_NAME

EXPORTING
LOGICAL_FILENAME =
DATA_FILE
USE_PRESENTATION_SERVER
= X
WITH_FILE_EXTENSION
= X

IMPORTING
EMERGENCY_FLAG = FLAG
FILE_FORMAT = FORMAT
FILE_NAME = FNAME

EXCEPTIONS
FILE_NOT_FOUND = 1
OTHERS = 2.

戻される値

フラグ:
フォーマット: BIN
ファイル名: c:\tmp\FILE.BIN