
用途
この文書では、インターネットトランザクションサーバ
(ITS) によって開始され、制御ファイルを使用するインターネットアプリケーションの開発方法について、手順を追って説明します。制御ファイル実装モデルを使用すれば、リンクされている
HTML ページから構成されるインターネットアプリケーションを開発することができます。この HTML ページへ、 R/3 システム ( または他の外部システム ) から取り込んだデータを挿入することができます。 これらの HTML ページは、ハイパーリンクを辿っていくか、または HTML フォームを処理することで生成されます。これらのページには、さまざまなアプリケーション機能を組み込むことができます。 ダイアログフローはクライアント側でユーザによって設定されます。このユーザは、ページ間を自由に移動することができます。ダイアログフローは既定ではないため、ユーザが行う操作に大きく依存します。これは、ビジネスアプリケーションによってユーザのナビゲーション方法を制限できる他のビジネスシナリオでのダイアログフローとは対照的です。

このチュートリアルでは、制御ファイルを使用するアプリケーションの開発方法について説明します。この制御ファイルでは、
R/3 システムから呼び出されるリモート可能汎用モジュール (RFC) にビジネスロジックが実装されます。 また、ビジネス API (BAPI) によってビジネスロジックを実装することもできます。今後のリリースでは、あらゆる外部システムからのモジュールコールの定義が可能になる予定です。
導入に関する注意事項
ダイアログフローが既定ではなく、
1 ページに多数のアプリケーション機能が組み込まれているアプリケーションの場合、この実装モデルを使用することを考慮してください。このようなアプリケーションは単純なポイント&クリックユーザインタフェースを備えており、マニュアルでのデータ入力が制限され、データ書式の要件が削減されます。
このようなアプリケーションは、電子商取引シナリオにおいて頻繁に使用されます。統合
R/3
システムからのモジュールコールでビジネスロジックを実装する制御ファイルを使用するアプリケーションを開発するには、以下のコンポーネントをインストールする必要があります。ITS
は、インターネットと R/3 システムとの間のインタフェースです。SAP@Web Studio
機能
ITS
により開始されるインターネットアプリケーションを開発するための他の実装モデルと同様に、このモデルでも、文書を HTML 書式で Web ブラウザクライアントに戻すアプリケーションを開発することができます。これは、 HTML 書式が主要な Web ブラウザで処理可能であるためです。その他の実装モデルと同様に、ビジネスロジックの側面とプレゼンテーションの側面が明白に区別されます。
この場合、ダイアログフローの定義もまた別個の作業です。R/3
このために、アプリケーションの開発と実行に必要なすべてのファイルが含まれている
ITS サービスを登録する必要があります。プレゼンテーションを設計するには、一連の
HTML Business テンプレートを作成します。ダイアログフローを実装するには、制御ファイルで制御ロジックを定義します。
制御ロジックはイベントと例外に基づいてモジュールの呼出順序を定義するため、ステートマシンのように機能します。ダイアログフロー定義を必要とする
HTML Business テンプレートには、テンプレートごとに 1 つの制御ファイルがあります。R/3
でビジネスロジックを定義し、アプリケーションの実行のために ITS が必要とするファイルをすべて SAP@Web Studio で作成している場合には、 R/3 のソースコントロールへ ITS ファイルをチェックインし、アプリケーションをテストすることができます。 ユーザは、適当な Web ブラウザからアプリケーションを実行することができます。チュートリアルで扱う事項
このチュートリアルは、連続した文書として読むように編成されています。
このチュートリアルは、制御ファイルを使用するインターネットアプリケーションの開発手順を説明し、特定のサンプルアプリケーションを収録しています。この文書は、
2 つのサンプルシナリオを収録し、実装モデルと詳細な制御ロジック構文について説明したリファレンスマニュアルです。制御ファイルを使用するインターネットアプリケーションの開発手順を、サンプルアプリケーションを例にステップ別に説明します。
追加情報
制御ロジックの構文エレメントとその使用法など、実装モデルの詳細な説明については、以下を参照してください。
制御ファイルを使用するインターネットアプリケーションの開発
:
リファレンス他の
ITS 実装モデルについての追加情報および ITS の他の事項については、以下を参照してください。
ITS
実装モデル
SAP@Web Studio
HTMLBusiness
言語リファレンス
ITS
管理ガイド上記のリンクが機能しない場合は、以下の文書を参照することができます。
ヘルプ
ヘルプ
を参照してください。チュートリアルで扱わない事項
このチュートリアルでは、リモート可能汎用モジュールまたは
BAPI の登録方法については説明しません。 このチュートリアルでは、読者が ABAP プログラミングテクニックに精通しており、 R/3 システムの ABAP ワークベンチの各種プログラミングツールの使用法を理解していることを前提としています。追加情報
ABAP
プログラミングテクニック、 ABAP ワークベンチツールおよび BAPI プログラミングの追加情報については、以下の該当するリンクをクリックします。リンクが機能せず、現在
R/3 システムにログオンしていない場合は、最新リリースにログオンして、参照したい文書へアクセスする手順に従います。
ABAP
プログラミング
R/3
システムでは、 ヘルプ → SAP ライブラリ → ベーシスコンポーネント → ABAP プログラミングおよび実行時環境 (BC-ABA) → BC - ABAP プログラミングを参照してください。
ABAP
ワークベンチツールR/3
システムでは、 ヘルプ → SAP ライブラリ → ベーシスコンポーネント → ABAP プログラミングおよび実行時環境 (BC-ABA) → BC - ABAP ワークベンチツールを参照してください。
ABAP
ワークベンチチュートリアル.R/3 システムでは、 ヘルプ → SAP ライブラリ → ベーシスコンポーネント → ABAP プログラミングおよび実行時環境 (BC-ABA) → BC - ABAP ワークベンチチュートリアルを参照してください。
BAPI
プログラミングガイドR/3
システムでは、 ヘルプ → SAP ライブラリ → クロスアプリケーションコンポーネント → ビジネスフレームワーク (CA-BFA) を参照してください。