管理図とは何か
管理図
とは、製造と他の品質関連領域で、工程を管理、分析、文書化するために品質管理担当者が使用するグラフィックツールです。管理図は、ウォルター・ A ・シューハート (1891 - 1967) が 1924 年に開発したもので、その目的は、個別の計測値に含まれる不可避でランダムな変動 ( ノイズ ) に対して、目標値からの品質特性の系統的な偏差 ( シグナル ) を検出することでした。このため、今日では管理図は 統計的工程管理 (SPC) の中心的要素を形成しています。
管理図の使用方法
統計的工程管理では、観察特性の1つまたはそれ以上の 管理変数を、できれば一定の間隔で工程からサンプルを抽出して選択、設定します。こうした統計変数は、時間順の管理図にプロットされます。最も重要な管理変数は以下のとおりです。
多くの場合、特性の2種類の管理変数が、管理図上で2つの トラックとして同時に管理されます
( たとえば、平均値と標準偏差 ) 。この例では、工程の平均とばらつきが同時に観察されます。管理変数のほかにも、管理図上の各トラックには工程に対する管理限界があります。こうした限界から外れる場合、工程に介入を行ってください。こうしたアクション限界のほかにも、警告限界や平均線を各管理図タイプに対して定義できます。
限界の決定は、現在の工程データか、統計的手法を使用した予備テスト結果にもとづくのが一般的です。限界の計算には、さまざまな数学的アプローチにもとづいたアルゴリズムが使用されます。
管理図のタイプ
以下は標準的な管理図です。
合格管理図は、特定の許容差にもとづいて工程の不良率を管理します。合格管理図では、工程のばらつきが技術的または組織的変更で長期にわたって削減できる場合は、限界は拡張されます
シューハート管理図では、このような場合に限界は縮小されます。シューハート管理図は、内部工程パラメータのみを考慮に入れ、外部許容差仕様を考慮に入れません。統計テストを定期的に繰返すことで、工程の定義済の
”管理状態” ステータスが ( まだ ) 変更されていないという仮定がテストされます。管理図の標準タイプ以外に、現在では、他のタイプも産業で使われています。こうした管理図には、限界拡張管理図、予備管理管理図、
cusum 管理図、各種の移動平均管理図があります。